いつもの青学ヒロインの他に、他校関連のヒロイン全てをまとめて『他校ヒロイン』として登場します。
その他・青学他校混合編〜Episode1〜
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「ダブルスの一回戦は副笑いテニスだ」
「副笑いじゃと?」
「テニスでどうやって副笑いするのさ」
ダブルスに指名された、青学の大石・菊丸組と立海の仁王・柳生組も困惑する。
「ネット越しに打つわけじゃねえ。向こうだ」
そう言って跡部が指さしたのは、壁に張られた三畳ほどの大きな布だ。そこには副笑いでよく見られるおかめの輪郭が描かれている。
手前に白いラインが引かれ、いくつも置かれているカゴには色分けされたボールが入っている。
「あの布は巨大なマジックテープだと思え。打ったボールは全部貼りつく」
「わかった! 目隠ししてボール打つんだね!」
跡部の説明に菊丸が興奮気味に叫ぶ。
「そうだ。一人五球ずつ、二人で交代しながら打て。見本はこれだ」
と、跡部は副笑いの完成品の絵を、それぞれのダブルスチームに渡した。
「質問いいかい、跡部」
「ああ、何だ大石」
「片方が打ち込む間、もう一人はアドバイスをしても構わないのかい?」
大石は見本の絵、カゴのボール、壁の布、と視線を這わせ、様々に思考を巡らすかのようにして跡部に尋ねた。
「ああ、そのためのダブルスだ。強力して制限時間内に完成させりゃいい」
「制限時間? そんなのあるの?」
驚く菊丸に
「当たり前だ。ダラダラ打ってりゃ誰でも完成するだろうが」
跡部が言えば、それに応えるように審判役が電光掲示板を押して来た。すでに時間は動いている。
「用意はいいか? 二分前だぜ」
「えー!」
わたわたとチームに分かれ、先行者が焦りながら目隠しをした。
「百人一首テニス?」
幸村と手塚が同時に聞いた。
横では暗算テニスが佳境に入っているようだ。かなりラリーが続いている。
百人一首テニスは副笑いと同じように壁に布が貼られ、取り札が雑然とテープで留められている。
壁までの距離がそれなりにあるため、通常の百人一首の札よりは大きく作られている。
「あれ、跡部の特注だろうね」
幸村が手塚に言えば
「だろうな」
と、つぶやくように返したが、目はすでに取り札を追っている。
「要は上の句を読まれたら、すかさずボールを打ち込んで下の句を振り落とせばいいのかな?」
「そうだ。説明の手間が省けて助かるぜ」
幸村の言葉に跡部も笑った。