いつもの青学ヒロインの他に、他校関連のヒロイン全てをまとめて『他校ヒロイン』として登場します。
その他・青学他校混合編〜Episode1〜
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『新春お年玉テニス!』
*このお話は各校versionからなる『餅談議、お節談議』の続きになります*
「さて、身体もほぐれたし、そろそろ氷帝へ行くよ。支度はいいね?」
「ええっ!?」
「何の話っスか!!」
正月二日目の立海大附属中学テニスコート。
約二名を除き、ジャージを整えると一斉にラケットバッグを背負った。
「おお、ブンちゃんと赤也はかなり集中して練習しとったからのう」
「幸村くんの説明を聞き逃したとしてもうなずけますね」
「凄かったよな」
「ああ、あの弦一郎が感心するほどだ。今日の丸井と赤也は褒める以外は何もない」
次々と二人に声がかかる。が、当の本人たちは
(帰りに甘ーい汁粉を食いたい一心だっつーの)
(帰りに思いっきりぜんざいを食べたいだけっスよ)
だから早く帰ろうぜ!
「……て、氷帝!?」
切原と丸井が顔を見合わせた。
「それでやけに練習時間が短かったんスね」
柳から、氷帝へ向かう電車の中で説明を聞いた二人は納得した。
「ああ、目的は親睦と交流。テニスはゲーム性重視で、ポイントと得点はイコールではないそうだ」
「あ~何かクリスマス会を思い出すっス」
切原は、昨年の跡部主催の三校合同クリスマス会を頭に浮かべた。
「先輩」
「赤也」
切原と丸井の二人は、ドア付近のバーに掴まるとコソコソと話し出した。
「俺、気になってたんスけど」
「お前もか? 俺もだぜ」
「クリスマス会のプレゼント……あれ、ビンゴやっても相当余ってましたよね?」
「だよな」
「だから……」
「ぜってーお年玉にすり変わるって!」
「ですよねー!」
駅名を告げるアナウンスと同時に、二人はこれでもかとニヤついた。