いつもの青学ヒロインの他に、他校関連のヒロイン全てをまとめて『他校ヒロイン』として登場します。
その他・青学他校混合編〜Episode1〜
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「こちらにいらしたんですか?」
その時、入り口に柳生比呂志が立った。
「夕飯の時刻ですよ」
柳生は幸村と忍足の取り合わせが珍しいのか、二人を交互に見て言った。
「え、もう?」
幸村と忍足は揃って自分の腕時計に目をやった。
「つい調子に乗って語ってしもたな。このままやったら夜が明けてまうとこやった」
いささかの自嘲を込めて忍足が笑うと
「今度、君のバイオリン聴かせてよ。例のラシラソーファーもね」
音楽プレーヤーをポケットにしまうと幸村は悪戯っぽく笑った。
「いや、さっき言ったラシラソーファーを自分で弾きたい欲求はないねんで」
図書ルームの窓を閉めながら、忍足は幸村に言った。
「弾いている連中の隣で聴いていたいん。せやから、春ん時は2ndに入れてラッキーやった」
恍惚としたような幸せに満ちたような、そんな忍足の表情に幸村は羨ましくも思えた。
「いいね、そんな話を聞いたら俺もオケの中でブラ4を体感したくなる。最高の贅沢だろうな」
憧れるように幸村は虚空を見つめると、その先にオーケストラを思い描いた。
「次の氷帝の学生オケ、新世界やけど聴きに来るか?」
ディナールームの前で振り向いた忍足が言った。
「え、いいの? 聴けるならぜひ頼むよ」
嬉しそうな幸村に
「かまへんよ、この合同合宿が終わったらチケット送るわ」
氷帝のテーブルに向かいながら忍足は手を振った。
にぎやかな夕食が始まり、練習で疲れきった生徒達も俄然元気になる。
まだ、これからだ。どの胸にもその想いが去来する。
fin.