その他・青学他校混合編〜Episode1〜
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『四方山話』
「何を聴いてるん?」
不意に隣に現れた気配に幸村精市は静かに顔を上げた。
場所は図書ルーム。開け放たれた窓辺にはようやく夕暮れが漂い始めたばかりだ。まとわりつくような暑さもまだ残っている。
「隣ええか?」
忍足侑士は幸村の返事を待たずにさっさと椅子を引くと腰を下ろした。
「何か用?」
その無遠慮な態度にも腹を立てる風でもなく、幸村は音楽プレーヤーを止めイヤホンを外すと忍足に視線を向けた。
「何を聴いてるん?」
忍足はもう一度同じ質問をした。
「ブラ4」
素っ気ないほど簡潔な答えが返る。
「ブラ4……」
忍足のつぶやきに、わからなければ次の質問をしてくるだろう、幸村はそう思った。
「俺も結構好きやで」
レンズの中で忍足の目が穏やかに弧を描いた。
「へえ、意外だね。わかるんだ」
驚いたように幸村が言った。
「これでもバイオリンやってるん」
「……なおさら意外だよ、隠し芸の領域じゃないか」
「言ってくれるやんか」
幸村の笑いながらの言葉に忍足もまた微笑んだ。