いつもの青学ヒロインの他に、他校関連のヒロイン全てをまとめて『他校ヒロイン』として登場します。
その他・青学他校混合編〜Episode1〜
空欄の場合は夢小説設定になります
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「手塚、もう少し上流へ行ってみねぇか。あっちの方が入り組んでいそうだぜ」
「そうだな。足場も悪い方が釣り場としては絶好ポイントだし、行ってみよう」
跡部の指す上流方向へ目を向けた手塚も、地形が好ポイントを示しているのが見えると、迷わずフライロッド(竿)を手に取り跡部に続いた。
「お、跡部達はどこ行ったん?」
「トラウト狙いに変更だって」
一人幸村だけがバケツを手に戻って来たのを見て、忍足が河原に目を向け言った。
「トラウト…この川はイワナかニジマスでもいてるんかな」
「あ、なら忍足さん。ニジマスの丸焼きにしません? よく火の周りに串刺しにして、丸ごと焼くじゃないすか」
忍足の独り言を聞きつけた越前が、目をキラキラと言うより爛々(ランラン)とさせ言った。
「それいいな、俺も賛成だ。釣れたてをその場で丸焼きだなんて、何匹でもいけそうじゃないか」
忍足に跡部の釣った寒バヤの入ったバケツを渡しながら、幸村も嬉しそうに言った。
「そっちはどうだ、手塚」
「なかなかな手応えだ。ドライでしつこく攻めるといいぞ。ヒット!」
何匹目かの手応えに手塚の声も弾んで聞こえる。