青学編
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「まぁ、そうなります。あたし以外いませんから…」
そう言うと七星は照れたような、間の悪いような表情を乾に向けた。
「じゃあ、君が頑張って部員を集めるしかないね。存続したいと願うのならば」
七星より30センチ上空から乾は言葉を降らせた。
「テニス部だって毎年順調に入部希望者がいるわけじゃないよ。テニスなんて知らずに入学する子もいるだろうし。天文も同じじゃないか?同好会の存在すら知らずにいる1、2年も多いと思う。アピールも必要だね。俺でよければ力を貸すからいつでも言ってくれよ」
「あ…ありがとうございます。先輩」
乾を見上げていた七星は、深々と頭を下げた。
「あれ、七星ちゃんじゃん。おっはよ~」
マフラーをぐるんと巻いた菊丸が、元気いっぱいに片手を上げて七星に声をかけて来た。
「あれ~乾も一緒? まさか二人で登校!? 」
のけぞるように乾と七星を見比べ二人を指差す。
「途中で会ったんだよ。竜崎先生とも一緒だった。じゃ、さっきの件、君のためなら協力は惜しまないから。遠慮なくいつでも声をかけてくれ」