いつもの青学ヒロインの他に、他校関連のヒロイン全てをまとめて『他校ヒロイン』として登場します。
その他・青学他校混合編〜Episode1〜
空欄の場合は夢小説設定になります
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『亮と亮』
「あ、探したじゃないか。どこほっつき歩いてるんだよ」
港の公園を、中華街へ向かって歩いていた天根ヒカルと財前光の前方から駆けてくる人物がいる。
「え…もうそんな時間? 」
言われた天根が腕時計を確認する。
「あちゃ~…」
ひどくあわてた様子から、待ち合わせ時刻から大幅に遅れたようだ。
「どうせ出来やしないんだろ? 俺達全員を笑わせる世紀の大ダジャレなんてさ」
駆け寄った人物は腕組みをして天根を見ると、笑って言った。
財前も自分の腕時計を確認した。
(あちゃ…)
自分も大幅な遅刻である。あわててポケットから携帯を取り出して開くと、着信とメールがたまっている。
(しもた…サイレントにしたまんまやった…)
送り主はすべて部長の白石からだった。
「あー! やっと見つけた。手間取らせるんじゃねぇよ、財前! 」
「え…」
白石宛てに携帯をかけようとした矢先、息切らせて走り寄って来た人物に手が止まった。
「え…と、氷帝の…」
昨日紹介されたばかりのメンバーを思い出すが、すぐに名が出て来ない。
「宍戸だよ、宍戸」
「宍戸…!? 」
先に天根に駆け寄った人物がびっくりして宍戸を見た。