いつもの青学ヒロインの他に、他校関連のヒロイン全てをまとめて『他校ヒロイン』として登場します。
その他・青学他校混合編〜Episode1〜
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不二にからかうように言われムッとしたが、言い訳のように聞こえそうだと思い、弁明するのはやめにした。
「とにかく、跡部のプライベート携帯から流れる着メロは2曲なん。モーツァルトとラフマニノフや。んで、モーツァルトはよく鳴るんやけど、ラフマニノフは滅多に鳴らへん。そんで、モーツァルトは鳴ってもチラ見するだけやねんけど、ラフマニノフは速攻で開いて見るん」
「へぇ…それってつまり…どうでもいい相手と大事な相手ってことだよね」
忍足の話に初めて興味が湧いた、という表情で不二の目が開いた。
「そや」
「…その相手」
「七星ちゃんやろ」
「やっぱり? 」
「それ以外いてへん」
面白くなさそうな顔の忍足と、面白そうに笑う不二の意見が一致した。
「じゃあさ、実験してみない? 」
「実験? 」
「そう。消灯は10時でしょ、だから5分か10分前に七星ちゃんに、跡部の携帯にメールを入れて貰うようにするんだ」
「そか…それでラフマニノフが鳴れば…つか、七星ちゃんへの連絡は俺が入れるで」
「どうぞ。別に構わないよ」
余裕で不二が答える。やっぱり面白くないやつだ、と忍足は思った。