いつもの青学ヒロインの他に、他校関連のヒロイン全てをまとめて『他校ヒロイン』として登場します。
その他・青学他校混合編〜Episode1〜
空欄の場合は夢小説設定になります
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
生徒達の起床時間は6時だ。1時間も早い。
支度を整えたらしい跡部は忍足を起こさないようにか、そっとドアを開けると物音を立てぬよう部屋から出て行った。
忍足も起き上がる。すっかり目は覚めた。
「…どうせや、高原の空気を吸いまくったろか」
ベッドから立ち上がると氷帝のジャージに着替え始めた。
「おはよう、早いね」
忍足が合宿所の玄関から外へ出ると、テラスになっている所の椅子にくつろいでいる不二が声をかけて来た。
「不二こそ早いやん。どないしたん? まだ1時間あるやん」
「ん、それが勝手に目が覚めちゃってね。でも、気持ちいい朝じゃない? せっかくだから起きちゃったんだ」
隣の椅子に腰を降ろす忍足を見ながら、明るく爽やかな声で不二が言った。
「そうそう、さっき跡部がロードワークに出てったけど…彼の目覚ましの曲、君は聴けたの? 」
昨日の集合場所での話を不二は覚えていて、忍足にそれを聞いた。
「ん? ああ、聴けたよ。…ラフマニノフやった」
「ラフマニノフ? 何ていう曲? 」
「パガニーニの主題による狂詩曲第18変奏や」
「よく噛まずに言えるね…て、どんな曲か全然わからないんだけど」