いつもの青学ヒロインの他に、他校関連のヒロイン全てをまとめて『他校ヒロイン』として登場します。
その他・青学他校混合編〜Episode1〜
空欄の場合は夢小説設定になります
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『その朝(あした)』
青学、氷帝、立海の三校からなる合同合宿の二日目の朝。
忍足侑士は昨日の決意通り、朝の5時少し前には目を覚ました。ターゲットである同部屋の跡部景吾が、何時に起きるつもりなのかわからなかったから、とにかく無理矢理にでも目を覚ましたと言っても過言ではない。
(めっちゃ…眠…けど、朝なんやな…)
忍足は布団の中で自分の腕時計と、設定はしてあったが起床時の曲が鳴る前の携帯の時間を確認すると、設定をいったんオフにした。
初夏の高原の夜明けだ。鳥はさえずり辺りはもう明るい。
これから跡部の携帯から起床用の曲が鳴るまで、ただじっと布団の中で待たねばならない。
(…アカン…下手すると寝てまう)
うっかりウトウトしている自分に気づき、ぎゅっと目をつぶっては腕時計を確認する。
(まだ2分しか経ってへんやん…なしてこないに時間過ぎるん遅いん…)
その時、曲が流れた。
跡部の寝ているベッドの方向から、確かにその曲は流れて来た。
(あれ…これは…)
忍足が何かを思い出そうと、眉を寄せた時に曲は止まった。いや、止められた。
止めると同時に跡部が起き上がる気配がする。
(もう起きるん? 何する気やろ…)