青学編
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『冬の朝』
「行ってきまーす」
玄関のドアを開けるとまぶしい朝日と冷たい空気に全身がさらされ、一瞬身をすくめると思わずマフラーを巻いた襟元をぎゅっとつかむ。
「はぁーっ」
心なしか昨日より吐く息も白く見える。
(今日の体育は外だっけ、寒いと嫌だな)
そんなことを考えながら太陽の光を背中に背負って歩く。やっぱりお日様は暖かい。ちょっと嬉しい。
朝日に延びた影と一緒に歩く。
学校近くになると、多方向から通学して来る生徒達と少しずつ合流して道はだんだんとにぎやかになる。
「おはようございます。先生」
「ああ、おはよう」
「先生おはようございます」
「おはよう」
自分の前を歩く教師の後ろ姿に気づき七星も挨拶しようと歩を早め出した矢先
「おはよう七星ちゃん。おはようございます、竜崎先生」
後ろから聞き覚えのある声がした。
「乾先輩」
「ああ、乾か。おはよう。お…うちの部員どもにモテまくりな1年生じゃないか」
「はぁ!? 」
振り返って乾に挨拶した竜崎に、七星も挨拶しようと口を開きかけたが、そのままさらに大きく開いてしまった。
その竜崎の言葉におかしそうに笑いをこらえる乾。