それぞれの会話をぼんやりと聞いていた柳生に

「ほな、今度は４人でカラオケでも行こか？」
忍足が話しかけた。

「カラオケ…ですか？」
「そや、４人で新生眼鏡'sや」
「…私も入れて頂けるんですか？」
少し驚いたように柳生は忍足を見た。

「カラオケやもん。誰が歌うてもかまへんやろ？」
それもそうだ…と言われて思った。

「よかった。私は私で裏眼鏡'sでも結成しようかと考えていたところだったんです」

「裏眼鏡's…？」
柳生の言葉に手塚と乾も振り返った。

「おモロそうやん。誰入れるん？」
忍足も言葉通り面白そうな顔をすると、柳生の発案を聞いた。

「…ですが、眼鏡キャラ自体あまりいないんですよね。目につくところで室町くんでしょうか」
「室町…けどサングラスやないの？」
「この際選り好みは出来ませんよ」
「うーん…」
柳生と忍足の二人が立ち止まり、妙に真剣に考え始めてしまった。

「眼鏡なら他にルドルフの野村に、緑山の高瀬、比嘉の木手、四天宝寺の金色もいるぞ」
「さすがだな」
「データなら任せろ」
乾の言葉に手塚も関心する。