いつもの青学ヒロインの他に、立海ヒロインと立海関連のヒロインが『立海ヒロイン』として登場します。
立海編
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「じゃ、あたしはこれにします」
いくつか迷ったけど、サラダやヨーグルトも付いているレディースセットにしてみた。
「おっし、ほんじゃ店員呼ぶぜ」
と、丸井さんが呼び出しボタンを押した。
ワイワイとそれぞれ頼んだ物をつつきながら、一通り食べ終わると幸村さんが
「それじゃ本日のメインいくよ。仁王から時計回りで順番にね」
そう言うと、仁王さんが咳払いをひとつしてリボンのシールの付いた小型の手提げ袋を差し出した。
「え?」
「やっぱり忘れとるのう」
「忘れてるつーか、考えてないんじゃね?」
「そうですが、見返りを考えないという行為は素晴らしいと思いますよ」
あたしの反応に皆さんがなぜかクスクス笑う。
「今日はホワイトデーなり」
「バレンタインのお返しだよ。皆からね」
仁王さんと幸村さんに言われてやっと気づいた。
(やっつけで配ったチョコレート羊羹。しかも母手作り)
申し訳ない、という気持ちが一気に湧いた。
メンバー一人一人から順番にお返しを受け取るが、心は情けない。
(これ全部お母さんに渡すべきかな)
半分上の空になりながらも、必死に固まりそうな笑顔でお礼を言い続けた。
「最後は俺から、ありがとう七星さん」
極上の幸村さんの微笑に
(これ、立海女子生徒が見たら卒倒ものでは?)
と、自分のひきつる笑顔とは対照的な、幸村さんの花のような微笑みにただただ圧倒されてその場はお開きになった。
「またいつでも立海に来て」
駅まで見送ってくれた立海メンバーに手を振り、彩りに溢れた包みの入った手提げをそっと覗いた。
「でもやっぱり」
ちょっと嬉しい。
降りた電車から改札を抜けて、足取りも軽くなった。
fin.