青学編
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「越前くん、誕生日おめでとう。少し早いけど今日が終業式だから」
クリスマスより数日早い2学期の終業式。
橋本京子から、クリスマスプレゼントの包装紙とは違う、リボンのシールのついた袋を渡された。
「…え」
ちょっと驚いた。
「普通にプレゼント。何がいいかわからないから、部活で使える物にしたんだ」
はにかむような笑顔がこぼれる。
「へ…ぇ、サンキュー」
「あ、ぬけがけズルイぞ。あたしも、越前くん、誕生日おめでとう」
「アタシも! おめでとう」
たちまちリョーマの机にプレゼントの山が出来た。
「………」
自分の誕生日のプレゼントの山だ。クリスマスじゃない。わけもなく嬉しさが込み上げる。でも顔になんて出さない。
橋本京子の誕生日には年賀状じゃなくてバースデーカードを送ってやろう。明けましておめでとうの中に、誕生日おめでとうが混ざるのも悪くないでしょ。
冬休みに入り、毎日部活だ。それはクリスマスイブも変わらない。しかも天気は朝からどんより。寒いし滅入る。
練習が終わったら、さっさと帰ってのんびり昼風呂でも…と考えていたらいつもの声が耳に届いた。