いつもの青学ヒロインの他に、立海ヒロインと立海関連のヒロインが『立海ヒロイン』として登場します。
立海編
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いつものフレーズを、つぶやくように口にした真田を見て仁王が愉快そうに笑う。
ここは立海大テニス部部室。長かったテスト期間中の休部明けの部活…のはずが、うららかな午後の陽射しを浴び、テスト勉強のせいだろうか…テニス部部長幸村精市は部室の机で自分の腕を枕にぐっすりと眠り込んでいるではないか。
「…抜けるかと思いましたけど意外に抜けないもんすね」
「…抜けたら…1本いくらで売れるかな…」
「先輩、何を血迷ったこと言ってんすか。そんなもん売れるわけないっすよ」
じっと眠りこける幸村の顔を見つめながらあらぬことを口走る丸井に、切原があきれるように返した。
「いや、あながち売れないとは言い切れないぞ。赤也」
柳が腕組みをし、周りで何が起ころうとお構いなしに居眠りを続行する幸村を見て言った。
「う…売れるんすかっ!? 俺なら買わないっすよっ!」
さすがに切原も驚きの表情で、気持ちよさそうに眠り続ける部長幸村と、それを冷静に観察する柳を交互に見た。