いつもの青学ヒロインの他に、立海ヒロインと立海関連のヒロインが『立海ヒロイン』として登場します。
立海編
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『いつでも一緒』
あたしは有紀。
立海大附属中の2年です。ごく最近『彼』が出来ました。
あたしは、部活も学年も彼とは全然違うから、いつも傍にいられない。
だからせめて彼の役に立ちたい…。
彼が困ることがないようにしたい…。
そう思ったんです。
「あ…ガムがねぇ…」
今噛み終わったガムを包んで捨てた後、ポケットをさぐったが…新しいガムはなかった。
(仕方ねぇ…有紀に貰うか…)
テニス部の部室の椅子からゆらりと立ち上がると、丸井ブン太は、つい最近出来た彼女、有紀の所に行こうとした。
「ガムならあるぜよ」
仁王が振り向くと、ブン太に投げて寄越した。
「……サンキュ」
(仁王がガムを持ってる…)
何だか腑に落ちないが、礼を言って封を開けようとすると
「俺も持ってるよ」
…なぜか幸村が言う。
(幸村くんもガムを…!?)
「いや、いいよ。今仁王に貰ったし」
ガタッ。
幸村が椅子から立ち上がると、その目がすぅ…と半眼になり、唇もすぅ…と片側だけ持ち上がった…。
「…仁王のガムは受け取れて、俺のはいらない…って言うのかな…?」