いつもの青学ヒロインの他に、立海ヒロインと立海関連のヒロインが『立海ヒロイン』として登場します。
立海編
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「それでこの病院へ? でも、わざわざこんな所まで来なくたって…弦一郎の家に近い病院はなかったの?」
立海レギュラーメンバーは、とある病院の一室に集合していた。保健室へ運んだ副部長の真田が練習が終わってからも目を覚まさなかったからだ。
さすがに学校側としても心配になり、救急車で病院へと向かわせた。ただ、部員達の要望で、部長の幸村精市が入院している病院を指定した。
「どうせ入院するなら、例え意識はなくとも精市と同じ病院の方が、弦一郎とて何かと心強いかと思ったのだ」
「そう?」
柳の言葉に幸村は、ただ穏やかに微笑んだ。
「でも、なぜ弦一郎は脳震盪なんて起こしたの?」
幸村は当然の疑問を口にして、ベッドの周りにいる部員達を見回した。
「それは…」
「ついてなかったんすよね、今日の副部長…」
柳の言葉が言い淀むように途切れると、切原がポツリと言った。
「俺がまぁ、ちょろっと丸井に言ったんじゃ。増えるワカメもつまみになるってな」
「…え?」
「で、美味いのかって聞いたんだ」
「まぁ、塩味でなかなかイケるぜよ、と答えたんじゃ」
(…ちょっと待て。どうやったら増えるワカメで弦一郎に脳震盪を起こさせられるんだ…?)