青学編
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越前くんは、おせんべいが好きなはず。
本当はこのまま越前くんの後をつけたいけど…。顔見られてるしマズいよね。
でも、ちょっと幸せ。いきなり話しかけられて。まだ心臓ドキドキしてる。
同じクラスだけど、教室内じゃ話なんて全然出来ないもん。
授業中見てるだけで精一杯。それもチラチラとだけ。
ハァ…とひとつため息をつくと、さっき越前くんから隠した切り餅の袋を抱え直す。
その袋には赤い文字でデカデカと『越前切り餅』と書いてある。
こんなの見られたらヤバいです。
ああ、でも今の私の問題は…目の前にある林檎の山。
『ふじ』と『国光(こっこう)』
スーパーに入った時から目が離せない。
不二先輩と手塚先輩…。もし、もし二人がふじと国光を食べたら、共食いなんですか?共食いになるんですか?
(…あいつまだ林檎見てる…買うかどうか、そんなに迷うものか? …変な奴)
レジを済ませた越前が、出口に向かいながら自分を見てそう思った。なんてことは露知らず、萌え魂は自問する。
fin .