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氷帝編〜Episode1〜*
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申し込み用紙に住所などを記入してから、七星は再び跡部にエスコートされる形で店を出た。
「跡部さん、今日は本当にありがとうございました。あたし一人だったら、こんなにスムーズにいかなかったと思います」
店の前で七星は深々と頭を下げた。
「そんなの気にするこたねぇぜ。それより送るから乗りな」
跡部を迎えに来た車が止まり、運転手がドアを開けると当然のように七星を誘う。
「いえ、そこまでして頂く……」
「丁度昼飯時だし、お前も緊張が解けて腹が減っただろ?」
跡部がドアに肘をかけ七星を見つめると、その目元が楽しげに微笑んだ。
パフェでもケーキでもおごるぜ、という殺し文句に釣られて来たのは、落ち着いた雰囲気の静かなレストラン。窓際のテーブルに案内されれば、街行く人々と風景を飽きずに眺められる。
「そういえば、跡部さんはあのお店で何を仕立てて貰うのですか?」
ウェイターにメニューを返すと、七星は切り出した。
ずっと気になってはいたのだが、採寸の後に聞きそびれたままここに来てしまったのだ。
案外、聞きたいがために素直に跡部に誘われたのかもしれない。
「ああ、俺様は毎年6月の衣替えの前に夏服用のシャツを20枚と、ズボンを2~3本新調する」
「え、20枚……ですか?」
少し驚くが、
「夏は汗をかくし、去年より背も伸びてる」
当然だと言わんばかりに俺様跡部は笑う。
「あの、氷帝の方は皆さんあのお店でオーダーなさるんですか?」
さっきの重厚な店内を思い出し、さすが氷帝、などと勝手に想像する。
「ハッ、あの店は俺様専用だ。学校指定業者の作るシャツなんざ固くて肌に合わねぇ。特別にエンブレムから全部、同じデザインになるよう仕立てて貰ってる」
そう七星に説明すると、跡部は運ばれた料理に手をつけた。