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氷帝編〜Episode1〜*
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「それなら、好きな色は?」
「薄めのブルー」
七星の答えに跡部は棚を移動する。その行動はかなりこの場所に慣れ親しんでいる、と七星にもわかる。
「この辺りか……」
グラデーションのように色鮮やかに並ぶ生地に目をやりつぶやくと、
「単色でいいのか?」
七星を振り返りながら、薄い青地に細いストライプの物もどうだと見せた。
目を輝かせて迷った七星は、しばらく悩んだ末、跡部の出してくれた生地を選んだ。
「よし、次はその生地に合うネクタイも選べ」
「あ、はい。え……?」
当然のように言う跡部の言葉に七星は戸惑う。
「どうした」
「いえ、あの……」
さっき渡したお仕立て券のサービスに、果たしてネクタイまでついていたのだろうか……と、懸命に案内状の内容を思い出そうとするが、今ひとつ曖昧でどこかもやっとする。
「そちらの生地に合いそうな物と致しましては、こちらなどいかがでしょう?」
しかし、店員はにこやかに数本のネクタイを持参すると、生地の上に並べて見せてくれた。
思わず跡部のほうを振り返ってしまったが、
「こいつなんかいいんじゃねぇか?」
跡部は七星の小さな不安など意に介さず、1本のネクタイを手に取ると生地に合わせた。
「あ、いいかも……」
瞬間、自分の父親が颯爽とそのワイシャツに袖を通し、すっきりとネクタイを結ぶ姿が浮かんだ。