青学編
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『林檎』
…萌える…。
こんな場所でいきなり…。
激萌え。
どうしよう…。
目が釘づけ…。
足が動かないよ…。
「あれ、橋本…何してんだ。買い物?」
「え…越前くん!」
秋も深まった学校帰り、スーパーでおやつを買おうと入り口近くの食品売り場に立っていたら、同じクラスの越前くんに声をかけられた。
「あ、うん! おやつ買いに…」
私は焦って答える。
…だって、越前くん…私の大好きなテニス部員で……萌え対象なんだもん。
「…へぇ。橋本は餅がおやつなのか。珍しいな」
(…あっ!)
私は自分の腕に抱えた、徳用切り餅2キロ入りの袋をあわてて越前くんから隠すようにした。
「じゃな」
そんな私を見て、越前くんは『今さら』って言うような顔でちょっと笑うとお菓子コーナーへ行ってしまった。
(多分、おせんべい買うんだわ…)