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氷帝編〜Episode1〜*
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「は、はい、そうです」
「あぁ?」
いつもの七星に比べ、妙に緊張している様子が跡部にもわかるためか、やや不審そうな視線を向けた。
「用があるなら突っ立ってねぇで入れよ」
だが、七星の肩に手を置くと、柔らかな眼差しをその瞳に向け、ゆるやかに店の中へとエスコートしていった。
「で、何だってお前ひとりで紳士服専門店に来たんだ?」
エスコートされた先はなぜか店の奥。もしかしなくても、VIP専用ルームなのだろうか。
ふかふかの絨毯にソファ。テーブルには立派な茶器にいい香りの紅茶。
「あ、あたしは……」
七星はまだ落ち着かない気分のままでいたが、跡部に言われると本来の目的を思い出し、あわててバッグから一通の白い封筒を取り出した。
「おや、それはもしや当店からのご案内では?」
「はいそうです」
めざとく見つけた店員のお陰で、七星はやっとここまで来た用件を言うことが出来た。
「それは何だ?」
七星が封筒からチケットらしき物を取り出して店員に渡すと、跡部が興味深げに聞いてきた。
「父の日にオーダーメイドのワイシャツを贈ろうと思って、雑誌に載っていた懸賞に応募したら当たったんです」
嬉しそうに微笑んで話す七星に、跡部の目も知らずに細まる。
「こちらが当選者様の布地の見本です」
しばらくすると、先ほどチケットを受け取った店員がカタログと布地、そして見本用に仕立てられたワイシャツを手に部屋に戻って来た。
「跡部様はいつものでよろしいでしょうか?」
「ああ」
「では、夏服は一年振りになりますので、採寸をさせて頂きます」
七星が布地のカタログを見始めると、跡部も別室へと移動した。