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氷帝編〜Episode1〜*
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七星に多大な疑問を残して。
(…16歳? 何で16歳なの? 16にならなきゃ見られない星があるわけ!? )
目を見開き、謎な表情を浮かべながら七星は、跡部の背中を人混みでわからなくなるまで見続けた。
「ああ…疲れるぜ。これが明日もあるのか、毎度のこととは言え嫌になるな…」
学園祭初日がひとまず終わり、大半の生徒が帰り各教室もすでに暗くなる中、生徒会室を後にした跡部はほの暗い昇降口で思いもよらぬ待ち人の姿を見た。
「お前…まだいたのか? 」
驚き半分、喜び半分だ。今までそんな行動を取ったことなどない相手だから、自分にしては意外なほど鼓動が高鳴る。
「その、気になったから…」
やや恥ずかしげに視線を下に向ける七星を見て、知らずに穏やかな眼差しを浮かべる。
「じゃあ、俺の車で送ろう。もう冷えるからな」
夕暮れの迫る空を見ながら跡部は靴を履き替え、七星に言った。
「あ、じゃお願いします」
さっきの話を聞くには跡部と一緒にいなければ、と思い七星は小さくお辞儀をした。
いつもの黒塗りのリムジンが、正門横に迎えに来ている。それが目に入ると、やはり緊張する。