いつもの青学ヒロインの他に、氷帝ヒロイン、それ以外のヒロインも『氷帝ヒロイン』の名前変換となります。
氷帝編〜Episode1〜*
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「あの、母が昔この映画館で同じ映画をリバイバルで観たんですが、当時パンフレットを買いそびれたらしくて、もしあったら買って来てくれって言われて…」
制服姿でカバンを下げた七星を見て、青学も氷帝と同様、期末試験だったのだろうと忍足にも容易に想像がついた。
「ほな、せっかくやから一緒に観いひん? 」
「え…いえ、あたしはパンフレットだけ買おうと…」
「女優さんめっちゃ綺麗やで」
「え…? 」
「映画言うと、今はDVDで簡単に観られるもんやから、わざわざ劇場まで来る人は昔ほどいてへんのやけど、俺は劇場のスクリーンで観るんは好きなんよ」
映画観賞が趣味なのだろうか…と、いつもと感じが違う忍足を七星は見た。
「七星ちゃんはこの映画観たことあるん? 」
「いいえ。父のDVDライブラリーの中にあるんですけど、観たことはないんです」
父親の書斎を思い浮かべ、七星は答えた。
「これ、モノクロ映画ですよね? 」
「そやで。そやから余計女優さんが綺麗に観えるねん。つっても、昔の女優さんの方が今の女優さんより綺麗やと俺は思うねんけどな」