いつもの青学ヒロインの他に、氷帝ヒロイン、それ以外のヒロインも『氷帝ヒロイン』の名前変換となります。
氷帝編〜Episode1〜*
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「まぁ…言わへんでもわかっとるやろけど、俺は『氷帝の天才』や」
ニンマリと自信たっぷりな笑顔で忍足は自分を指差した。
「跡部は…『帝王』言われとるな」
コートで華麗な美技を披露している跡部に視線を移すと、忍足は言った。
(まぁ…部長だし、威厳のひとつも欲しいだろうな…)
下剋上もするし、とチラリと跡部の美技を日吉も見た。
「岳人はMr.アクロバティック…とも言われとるな」
「宍戸は…」
次々と説明していく忍足に、あきらめたようにただうなずく七星。
「んで、日吉は『キノコ』や」
「え…」
(それを言うか! )
突然自分に振られ、しかも好ましくないあだ名を耳にし、日吉の目が見開かれた。
今までは、ただ気のない返事をしていた七星も『キノコ』と聞き、忍足が顔を向けた日吉のいる場所に七星も顔を向けた。
「キノコ…」
つぶやくように七星がその言葉を口にする。
(……!)
わけもなく伏し目がちになり、気のせいか、頬も熱く感じる。