夏の幻*
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この部長さんも、七星さんが……。
お兄ちゃん、道は険しいよ。
「…あ、そっか…」
しばらくすると七星さんが、つぶやいた。
「どうしました?」
「…少し考えをまとめたいので…あっちのベンチで頭絞ります。ごめんなさい幸村さん、渚さんのお相手お願いします」
そう言うと七星さんは、反対側のフェンスにあるベンチに向かった。
「どしたんじゃ、幸村放ってきてええのんか?」
ベンチの脇のフェンスに寄りかかり、ドリンクを飲んでいた仁王さんが言った。
「ええ、ちょっと…あちこち連絡入れるから、幸村さんが傍にいるとマズい」
あたしは携帯を取り出した。
「へぇ…部長に聞かれるとまずい電話って…ヤバくないすか?」
くく…と切原さんが笑う。
「うん、ヤバいと思う」
あたしの答えに、切原さんと仁王さんが、顔を見合わせた。
あたしは息を整え、最初の相手に電話した。
『何だ』
「あたし」
『よぉ、どうした?』
「あの、今日氷帝って部活してます?」
『ああ、それがどうした?』
「もしかして、リョーマくん氷帝に顔出しました?」
『ああ 来たぜ?それがどうした?』