夏の幻*
空欄の場合は夢小説設定になります
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「七星さん?君の『彼氏』が今日来てね。次の日曜にあの公園で、ストテニで決着をつけるよ」
「……え?か…彼氏?」
「…越前リョーマ、やっぱり彼が本命だったね。とにかく、勝った方が君を手にする…日吉くんにも負けやしないさ。もうすぐ、君は俺の隣に来るよ」
じゃ…と言って千石さんからの電話は切れた。
私は七星さんから携帯を受け取ると、聞いた。
「あの、お兄ちゃんは何て…」
「あ…ごめんなさい、内容はちょっと言えなくて」
七星さんが、少しあわてたように言った。
そう言われたら、それ以上は私には聞けません…。
「七星さん、休憩だから、中に入ってベンチに座らない?」
これでもか…って言うくらい綺麗な人が、七星さんに声をかけた。
「え…でも」
「休日の部活だから、ギャラリーもいないし、どうぞ」
その人は、立海大テニス部の部長さんだった。
「…憂(うれ)い顔だね…?何か悩みごとかな?」
凄く七星さんを心配してる…。
「あ…ちょっと、考えなきゃいけないことがあって…」
七星さんは、苦笑しながら部長さんに言った。