夏の幻*
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しばらくして、私はまたお兄ちゃんに頼まれて、七星さんに連絡を入れた。
とにかくお兄ちゃんには、七星さんに密着しろ…って言われたから、七星さんと一緒に、テニス部の練習を見る約束をしました─立海大の…。
「ごめんなさい、渚さん。立海大の人と練習見る約束してたから…」
七星さんが、一生懸命謝るから、私も恐縮して言いました。
「ううん、気にしないで。私も山吹以外に練習見たことないから、楽しめます」
「よかった…」
七星さんも安心したように言う。
その時、お兄ちゃんから携帯に連絡が入って…
「七星さん。お兄ちゃんがお話したいって…いい?」
そっと聞いたら、びっくりして、固まるのがわかった。
(お兄ちゃん…七星さんは…無理じゃない?)
お兄ちゃんを応援したい気は変わらないけど…こんな七星さん見ちゃうと……
「…はい、七星です…」
七星さんは、決心したように私から携帯を受け取ると、お兄ちゃんに返事をした。