夏の幻*
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「あたしの話…? 何か言いましたっけ?」
七星さんがキョトンとしている。
「忘れたのか? 記念品のカップを割っちまった…って、俺様に必死に謝ってたじゃねぇか」
跡部さんが、七星さんを優しい眼差しで見てる…。
「あ…」
「番町皿屋敷じゃねぇんだから、俺様はカップの10や20割れたって怒りゃしねぇよ」
跡部さん…愉しそう。
「あれは、在庫はまだあるんだ。五客持って来たから、新しく使え。また割れたらまた持ってくる。それだけのことだ」
「す…すみません」
「遠慮するな。俺とお前の仲じゃねぇか」
(まさか…)
「あっ…跡部さん、何てこと言うんですか! それスッゴい誤解されます」
「あーん? 誰が誤解しようが構わねぇだろ?」
跡部さんが、私をチラ…と見るから、ドキ…としてしました。
同時にショックも…。
(七星さんの彼…って跡部さんなんだ…!)
だから青学なのに、わざわざ氷帝の運動会に行って…
私は目の前に憧れの跡部さんがいるのに、物凄く遠くに感じてしまいました。
「これからの予定は?」
跡部さんが、七星さんに聞いています。