Shall we dance?
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「ふうん。話を要約すると、青学宛のそのエリア希望申込書を入れ忘れたから、七星ちゃんに氷帝までお使いさせたってことかな?」
不二も階段を降りながら、跡部に向かってにこやかに微笑む。
「ああ。わざわざ出向かせちまったからな、俺様が送るのが道理だ」
「そっスかね? そんなのこいつがここに来なくても、申込書を青学にFAXして送り直して貰えば事は簡単に済むっしょ?」
越前は、睨むようにしてこちらに近づいて来る。
「少しいいかね?」
「先生?」
それまで静かに七星達のやり取りを聞いていた榊教諭がおもむろに切り出した。
「まず、君達二人がここにいる理由は何かね?」
榊教諭が越前と不二を見てそう聞いてきた。
他校生二人が……七星を入れれば三人になるが……、堂々と校舎内にいれば教師として疑問に思うのは当たり前なことだ。聞かれて当然だと思う。
「僕は彼女を迎えに」
「俺もっス」
不二は笑顔で、越前はいささか不機嫌そうに七星の横に並ぶとそう言った。
「ほう。で、そこのお嬢さんは使いという話だが?」
「あ、はい。あたしは青学の学園祭実行委員で、今回行われる合同学園祭のエリアを決めるために呼ばれて来ました」
榊教諭に聞かれたのでそのまま説明したが、実際は何のために呼ばれたのか知らずに来た……のが本当。
「ふむ。では跡部は?」
榊教諭は不二、越前、七星、と順番に見てから跡部に身体を向けた。
「俺は……」