パラレル・どっと・混む〜Episode2〜
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「ど、わーっ!」
「う、ひゃーっ!」
「試練ばい!」
「なにくそー!」
「温いわー!」
「まだまだ、これからっしょ」
「フフ、余裕だね。越前」
悲喜こもごもである。
雲を抜ける。
蒼から碧へ、空から海へ。
凄まじい水しぶきが客室の窓に打ちかかる。揺れる揺れる。
しばらくしてようやく静かになった。
「降り、た?」
恐る恐る皆が辺りを見回すと、アナウンスが入った。
『evacuate!(エバキュエート=脱出せよ!)柳、跡部90秒だ!』
「わかった!」
弾かれるようにシートベルトを外した柳が、乗客用の非常口を開けた。
その時には跡部の用意した客船からの救命ボートも着水した機体を目指していたため、無事テニスメンバーたちを船へと回収していった。
客船に収用された面々は、生還出来た喜びで浩美を讃えた。
まあ、フリーフォールで生きた心地はしなかったようだが。
とりあえず、しぶきを浴びたりで濡れた服を着替え、割り振られた部屋で休息を取ったり、ラウンジでのんびりくつろいだり、とそれぞれ過ごすことになった。
「さて、問題はこれからかな」
私はこそこそと甲板を移動し、ラウンジにいるある人物に近づいた。
「幸村、ちょっといいかな?」
「……え」
呼ばれた幸村は驚きと、なぜか歓喜が入り交じった顔を向けてきた。
「ちょっとね、お願いがあるんだ」
「なに?」
「ヒーローになって」
「は?」
幸村の周りにいた立海メンバーも目が点になった。
「要約すると、操縦席にいたのは幸村って事にしてほしいんだ」
「え、わけがわからないんだけど……」