パラレル・どっと・混む〜Episode2〜
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「いいな、蓮二は」
「何がだ、精市」
ライフベストを着けながら幸村がじっとり、という感じで柳を見た。
「一ノ瀬さんに“柳”って呼んでもらってさ」
「……?」
何の事だと怪訝そうに眉を寄せると幸村に視線を這わせた。
「普段一ノ瀬さんて、俺たちを“くん”付けで呼ぶだろ?」
「……? そうだな」
それが?
「でもさ、何かスイッチが入ると急に呼び捨てになるでしょ。そのギャップとクールさがたまらないって言うか」
「……」
ここは同意すべきなのだろうか?
柳が部長幸村に対してどう返答すべきか、もの凄まじいスピードで頭脳を回転させていると
「あ! それわかるっス!」
切原が勢いよく賛同した。しかも心なしか嬉しそうだ。
「俺も一ノ瀬さんに“切原”って呼ばれたいっス! あ、“赤也”のほうがいいかな」
と、デレる。
「ほう。そう言われるとわかる気もするのう」
「仁王先輩、ですよねー」
「仁王もかよ」
頭を掻いてやや呆れたように丸井が言う。
「俺、わかんねえ」
ジャッカルは困惑気味に首を振る。
「まあ、あくまでも個人の嗜好ですからね」
柳生もフレーム上の眉を下げた。
そんな話が繰り広げられているとは露知らず、当の本人は
「ヘリ増えてないか?」
と、跡部以外のヘリと思われる機体も近づいて来ているのが気になっているところだ。
「跡部、ヘリの増援呼んだ?」
「いや、呼んでねえ」
跡部も客室内の窓から外を見て、機体を確認した。
(あれ、もしかして……)
機体のペイントされた文字、放送局のじゃないか。焦る。
海上胴体着陸を生中継する気か?
つか、管制塔との無線傍受されてるのか?