パラレル・どっと・混む〜Episode2〜
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「おい、ドアを開けろ! CA(キャビンアテンダント)はいねえのか?」
「跡部、俺もさっきからCAのお姉ちゃん捜しとるんやけど、どこにもいてへんで?」
「何だと?」
「え?」
「マジかよ」
跡部たちの騒ぎに機内でくつろいでいたメンバーがぞろぞろと集まって来た。
「侑士やっぱいねえぞ?」
「跡部部長、どこにも見当たらないですよ」
「これだけの人数で一気に機内中捜して乗務員が一人もいねえっておかしいだろ」
ドア越しにも不信感と不安感が広がるのが、伝わってくるが、今はそれどころじゃない。
「柳くん、そこにいる?」
「え? ああ、いるがどうしたのだ?」
柳のご指名に跡部が露骨にムッとした顔を向けたが、そこはスルーだ。この世界では浩美の希望は最優先にされるのだ。
「突然だけど、こっちにあるきみのバッグ漁らせてもらっていいかな」
「え……? いや、構わないが唐突だな。理由はなんだろうか」
「細かい説明は省く。きみのペンケースに小型のカッターやハサミが入っていると高校生の柳くんに聞いた。今それが必要なんで借りたい。OK?」
高校生の俺?
瞬時に何かまずいことが扉の向こうで起きている、と柳は判断した。
「必要な物は全て使ってくれて構わない」
「一ノ瀬さん、俺の鞄も役に立つものがあれば使っていいからね?」
「疲れたなら俺のバッグの乾汁も飲んでくれ」
「え! 乾お前、まさか英国でも作ってたのか!?」
「腹減ったら俺の菓子も食っていいぜぃ。英国土産で買い込んだし」
「丸井くん、機内にもお菓子相当持ち込んで召し上がっていますが、明らかにカロリー採りすぎですよ」
「俺の変装道具も使いんしゃい」
「仁王……変装は今要らないだろ?」
「プリ」