パラレル・どっと・混む〜Episode2〜
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『爆弾、解除?』
やっぱり幸村くんも驚いたけど、その驚きの出し加減が慎重だ。
『冗談……』
「じゃないよ。目の前でカチカチしてるし、時刻もカウントダウンしてる」
『場所、どこ? 一ノ瀬さん一体どこにいるの?』
幸村くんの周りが一気に静まったのが携帯越しにも伝わってくる。
「場所は小型航空機の後部荷物室みたい。現在地はまだ不明。客室にいると思われる乗客とコンタクト取れていないから、どこを飛んでて、どこに向かっているのかもわからない状況」
『わかった。そうだ、爆弾の写真送って。こっちで解明するよ』
「ありがとう!」
幸村くんの言葉に力強さを貰えた気がして、一度通話を切ると爆弾やコード、室内や荷物の写真も撮って送った。
『俺、丸井。一ノ瀬さん久し振り』
写メってしばらくすると、なぜか丸井くんから連絡が入った。
「丸井くん? 久し振りだね」
『荷物の写真見て思い出したんだけど、俺のバッグにさ、中学ん時に英国であったジュニアの世界大会に日本代表で行った記念に買ったキーホルダー付いてるから、もしかして英国からの帰りじゃねーかって思うんだわ』
「え、マジ?」
『うん、それ中学ん時のバッグだし、そのキーホルダー付けてたのはジュニア大会の帰りだけだったはずなんだ。家帰ったら外しちまった覚えあるぜ』
英国と日本、どれくらい離れてるっけ。丸井くんの言葉にあれこれ考えた。
「東京とロンドン、確か直線距離で9,582キロ、中、短距離用の小型航空機で飛ぶ距離じゃないよ。どうなってんだ?」
私は焦った。まさか海外からの帰国だったとは。
この機体がどんなものかわからないけど、わかる事はただひとつ。
途中で給油しなければ、太平洋を渡れない。