トリップシリーズもので、いつものヒロインは全く登場しません。高校生ヒロインの冒険譚です。
パラレル・どっと・混む〜Episode1〜*
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「ついでになんだが」
柳くんが更に言葉を続けた。
「君の世界の情報機関を知りたい。ここでは跡部財閥の情報網が世界最高なのだが、君の世界でもやはりそうなのか?」
あくまでもデータベースとしての興味だろうなと思ったが、私の世界のテニスのメンバーたちは物語の住人だ。つまり跡部財閥というものは存在しない。
「こちらの世界だとバチカンかなぁ」
「バチカン?」
「そうローマ教皇のお膝元。バチカンの情報網は舐めたらアカンというレベル」
意外な答えに柳どころか乾も興味を示し、ずいっと浩美の前に顔を出した。
「もっと君の世界を知りたい。教えてくれないか?」
こうなった柳と乾は止められない。
周りは浩美を二人に任せ、千晶に浩美のケガの状態を確認し、とりあえず跡部の病院へ連れていく段取りを決めていくことにした。
「まあ、それでローマ教皇には聖マラキの112篇からなる教皇の予言というのがあってだね」
「予言?」
「それはまた興味をそそるネタだ」
二人は食いつく食いつく。我ながらなんでこんな話をしているんだ? と思いつつも
「ローマ教皇が代替わりする時は、コンクラーベ(教皇選挙会議)という投票で選出されるんだけど、その選ばれる代々の教皇の性格とか出身地にあやかったニックネームとかがずらっと予言の書には書かれているわけ。歴代、と言っても1,143年からの教皇とこの世の終わりまでの教皇の分だけど」
だから予言の書なんだけどね。
この世の終わりと聞き乾くんと柳くんの目がますます興味が沸きまくっている。
「その予言は当たっているのか?」
「当たってる」
「確率は?」
「……100%」
「え?」
二人は固まった。