トリップシリーズもので、いつものヒロインは全く登場しません。高校生ヒロインの冒険譚です。
パラレル・どっと・混む〜Episode1〜*
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「浩美が行くなら絶対私も行くからね!」
最初は跡部くんと渡り合って、ケガをしたまま次元を行き来する身体への負担などの理由で断りを入れてくれていた千晶だったが、
『重病人を医療の発展した別次元へ移送して治療している。これは真面目な話だ』
と、言われて一気に転移することに決まってしまった。しかもこれからすぐ行くという。
(昨日戻ったばかりなのにな)
と思いはしたが、自分は実験台でもあるので、異次元の未知なる医療現場を見ておくのも悪くはないかもしれない。
『最高の病院を用意しておく』
そう言った跡部くんの言葉から、極上のVIPルームを想像してみたが、ホテルのスイートルームしか浮かばなかった。
「一ノ瀬さん! 待ってたっスよ!」
転移先は氷帝テニス部だったが、真っ先に切原くんが駆けよってくれた。
「……!」
「だ、大丈夫かい?」
「聞いてた状態よりは良さそうに見えるが、痛みはないか?」
「無理はいかんぞ」
「移動が楽なように車椅子の用意もあるからね?」
青学、氷帝、立海の集まっていたメンバーが口々に労りの言葉をかけてくれた。
「大丈夫だよ。ありがとう」
久し振りに見たこの次元の面々に、私は素直に嬉しくなった。
「よし、じゃあ早速俺様の病院へ……」
集まっていたメンバーの後ろから浩美の前に進み出た跡部はケガをした浩美の姿を目にしたとたん、その場に凍りついたかのように動きが止まった。