俺様からの贈り物*
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「それじゃ、丁度いいからちょっと休憩にしようか?」
不二が身体を伸ばすようにして立ち上がると
「よっしゃ、ケーキ食いたかったんだよな」
丸井も速攻でケーキコーナーに駆け出した。
「そっちはどう?」
不二もサンドイッチと飲み物を手に、ボードゲーム組のテーブルを覗くと勝敗を尋ねた。
「勝ったり負けたりしているんだけど、学校別にトータルにすると引き分けるんだよね」
幸村が、不二の問いに答えながら顔を上げた。
「それ、美味しそうだね」
目に入った不二の持つ皿にあるサンドイッチに、幸村がつぶやいた。
「あ、美味しいよ。君達も休憩したらいいんじゃない?」
「そうだね、それじゃ俺達もひと休みしようか」
腕時計の時刻を確認すると、かなりな時間をゲームにあてていたことに幸村も気がついた。
カードゲームのテーブルに続きボードゲームのテーブルも休憩に入りくつろぎ始めたためか、他のゲームで点を競っていた連中ものんびりと談笑の輪に加わった。
「いつの間にか雪っすね」
大振りなチキンにかぶりつきながら切原が、窓の外をほの明るく照らす雪明かりに感嘆するように目を輝かせた。
「そうだな」
真田も昆布茶をすすりながら窓の外へと視線を向けた。
「休憩にせぇへん?ちょお疲れたわ」
ダーツの矢を投げ終えた直後、大きくため息を吐いた忍足が鋭い目線で盤面を見つめている仁王に振り返った。
「そうじゃな。お前さん達も打ち掛けにして休みんしゃい」
寄り掛かっていた壁から背をはがすと、仁王はビリヤード台の三人にも声をかけた。
「ああ、そうしよう。打ち続けだったな」
キューを構えかけていた手塚だが、仁王の言葉に意外に素直に従った。