俺様からの贈り物*
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「ウス…」
短く樺地も目礼する。
パタンと七星の開けた扉が小さな音を立てて閉じた。
「さて、これからどうする? 鍵探しが俺達のゲーム参加だったわけだが、ただ今激闘中な連中を冷やかしにでも行くか?」
閉じた扉に数秒視線を置いたのち、窓辺からソファに戻りながら乾は柳に言葉を向けた。
「…そうだな…貞治は何か欲しい物はあるか?」
「ん…? 今は特にはないかな」
ソファに座ると乾は、まだ窓辺にたたずみ何か考えるように腕組みをしている柳に答えた。が、何だろうと興味は湧く。
「そうか。俺は新しい電子辞書を物色中なんだが…跡部が言った全員分のプレゼントの山の中に電子辞書はあると思うか?」
「…そうだな…確率的には五分五分だ」
柳につられ乾も腕を組み考える。
「だが、それがどうしたんだ? もし電子辞書があるならプレゼントの山の中から探し出す術(すべ)を模索中…と言うことか?」
「まぁ、そういうことだ」
「…それなら直接聞いてみたらどうだ?」
「直接…か、ふむ…」
「では聞いて来よう」
少し思考を巡らすと柳は扉を開け、静かに廊下へと出て行った。