俺様からの贈り物*
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「似ていないか?」
「は……?」
乾の言葉に七星は何のことかわからず、思わずまばたきをして逆光眼鏡を見つめてしまった。
しかし、乾も柳も揃って目がわからないから、どこを見て何を考えているんだかまるで掴めない。いささか途方にも暮れるというものだ。
(目は口ほどに…って言うけど、ほんとなんだ。不二先輩もそうだし……謎な人が多いな)
乾の逆光眼鏡はどういう仕組みで逆光なんだろう、などと今さらながらに頭の隅で考えながら見つめて止まったままの姿勢でいた。
「誰かの名前だ」
「え……」
今度は右側から声が降る。 そのままの姿勢で顔だけ柳に向けた。
「……アドベントカレンダーがですか……?」
「そうだ」
長身の二人の声が七星の上空でハモる。
「アドベントカレンダー……アドベント……アドベ…あっ…跡部…さん…?」
一瞬目を見開き、また二度三度とまばたきをした。
「見つけたな」
「独りぼっちの王様がお待ちかねだ」
「え……あの…」
七星はまだ状況が掴みきれずに戸惑う。
丸ごと答えを教えて貰ったのに、なぜそうなるか、がわからない。