俺様からの贈り物*
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「ではまず謎解きと行こう」
柳は七星と並び、窓辺で部屋の暖かさで曇るガラス越しの雪景色を眺めながら腕組みをした。
「はい」
七星はそんな柳を尊敬を込めた眼差しで頼もしげに見上げた。
「高寺は、まずクリスマス関連で24と聞いて何を思い浮かべる?」
「24ですか? …イブの24日…」
柳のどこを見ているのかわからない視線。だが、確実に自分を見下ろしている冷静な視線を感じる。それで緊張に拍車がかかり、つい言葉も詰まる。
「高寺なら友達とファンシーショップへ寄ったりしないか?」
後ろから助け船が出された。
「乾先輩…。はい、行きますけど…」
乾がいたソファを振り返ると乾も立ち上がり、七星の横に並んだ。右に柳、左に乾に立たれ、小柄な七星は背の高い二人を見上げる形となる。
「それなら、見たことはないか? クリスマス特有のカレンダーを」
「カレンダー…」
「そう。12月1日から24日までの窓のついた…」
「あっ…アドベントカレンダー…ですか?」
「正解」
親切過ぎるほどの乾のヒントに、柳も苦笑混じりに七星を見た。