俺様からの贈り物*
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「ハッ、急(せ)くなよ手塚。話はこれからだ。お前達にもゲームをして貰うんだからな」
真剣な目つきで七星をかばうように跡部の前に立ちはだかる手塚に、跡部は意地の悪さのこもった視線で返した。
「それがさっきのハイリスク、ハイリターンてやつ?」
不二がうっすらと瞳を開けて跡部を横目で見た。
「そうだ。100を手に入れるか、ゼロか、だ」
ニヤリ、と跡部は笑った。
「ゲームは何をするんだ?」
幸村が跡部の背中側から声をかけた。いつの間にか立海のメンバーも幸村の後ろに控え、跡部達の話を聞いていたようだ。さすがに丸井もケーキの皿は置いて来ている。
「なぁに、難しい物は何もねぇ。カードにダーツ、ビリヤードと言った類(たぐ)いだ」
「ダーツなら俺じゃな」
「ビリヤードなら俺だぜ」
立海と氷帝から、仁王と宍戸がそれぞれ進み出た。
「ふん、個人戦にエントリーだな。青学はいねぇのか?」
またニヤリ、とした口元の笑いで青学メンバーを見渡した。
「ビリヤードなら俺が出よう」
挙手をしたのは手塚だった。
「へぇ…」
意外そうな声を上げたのは宍戸だ。いや、宍戸だけではない。青学メンバーが一番驚いたような顔で、一斉に手塚を見た。