俺様からの贈り物*
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「ああ、まずこのゲームにおいてはお前が最重要なキーポイントになる」
「…え…」
跡部が七星を真正面から指差した。それだけでわけもなくドキリとしてしまう。思わず一歩引いた。
「あの、キーポイントって…」
七星は自信なげな小声で尋ねた。最重要と言われれば、いくらゲームだとしてもいささかの不安も募(つの)るというものだ。
「俺様は二つの鍵を用意した。お前はその鍵を探す。ひとつの鍵はプレゼントのぎっしりと詰まった箱を開ける鍵。もうひとつの鍵はまったくの空箱を開ける鍵だ」
「…え…プレゼントって」
「俺様からのクリスマスプレゼントだ。ここにいる全員分のな。つまり、お前が間違えた鍵を見つけた場合…プレゼントはない」
「えっ…」
その時七星の近くにいた青学メンバーのほとんどが、同時に驚きの声でハモった。
七星に一気にプレッシャーが押し寄せる。
「待て、跡部。高寺一人に責任を押しつけるような真似は、例えゲームとは言え見過ごせない」
スッと七星の前に手塚が進み出た。