俺様からの贈り物*
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言葉は向日に向けたが、身体と気持ちは七星に向かって歩き出していた。
「よく来てくれたな」
青学メンバーに取り囲まれてガードされていると言っても過言ではない七星に、跡部は声をかけた。
青学メンバーが一斉に振り向く。
「あ、本日は…その、ありがとうございます」
手塚や幸村のように咄嗟に敬語なんて出てこない。
ただ焦って持っていた皿をテーブルに置くと、両手を膝に揃えピョコンと頭を下げた。
「気にするな。それより、ある程度食い終わったらゲームを始めるから絶対参加しろよ?」
「ふぅん。けど七星ちゃんオンリーなゲームじゃないよね?」
不二が飲み物のグラスを手に、一歩跡部に近づいて探るように聞いた。
「さてな」
ニヤリと跡部は笑った。
「ゲームは面白い方がいい。だから、かなりなハイリスク、ハイリターンでやらせて貰うぜ」
「へ…え。わくわくする誘い文句じゃない? そそられるな。それ、何か賭けることになるわけ?」
不二が興味を示した。
「無論だ。学校ごとの団体戦と個人戦でやる予定だが、お嬢ちゃんには特別ゲームをやって貰うぜ」
「え、あたしですか?」
跡部の視線をまともに受け、妙に焦る。