俺様からの贈り物*
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「では、24日の午後2時に正門前に集合だ。そこから跡部の家まで一緒に行くぞ」
手塚がバッグを手に取り、部室のドア前で仲間を振り返ると確認のひと声をかけた。
「わかったよん、手塚。けどさ、昼抜きで行くべきかな。跡部ん家のクリスマスパーティならごちそうの嵐だよね?」
手塚に返事をしながらも顔は不二に向け、菊丸は真剣に悩んだ。
「そうだね…でも空きっ腹て意外と入らなかったりするから、軽く何か食べて来た方がいいんじゃないかな?」
不二は少し考えてから、菊丸に答えた。跡部邸に着いてすぐに食べられるとは限らないからだ。
「ん、わかった。そうするよん。さ~て、七星ちゃんへのプレゼントは何がいいかな~」
食べることよりはそちらが大事と言わんばかりな表情で、菊丸はバッグを肩に担いだ。
「英二、あくまでも交換だ。七星ちゃんに当たる確率は25分の1だ」
釘を刺すように乾が菊丸に言う。
「確率なんて関係ないかんね。俺のプレゼントが七星ちゃんに行って、七星ちゃんのプレゼントは俺に来るの」
いかにも当然という得意げな面持ちで、人差し指を立てると一同に宣言した。