俺様からの贈り物*
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立海大メンバーも悟る。これはただのクリスマス会ではない。負けられないイベントなのだと。
「と、言うわけで参加者は全員、交換用のプレゼントを用意するように。いいね?」
「…だが、果たして交換相手が俺達全員分を用意するだろうか?」
一同を見渡した幸村に、柳が腕組みの姿勢のまま誰に問うでもない疑問を口にした。
「さぁ…純粋に交換会と思っているなら、用意される物はただひとつ。受け取れる相手もただ一人だろうね」
たたんだ携帯を上着のポケットに入れ、バッグを手に帰り支度を整えながら、答えとも言えない感想を述べた。
「…何の話っすかね」
「…さぁな…頭の切れる連中の会話はさっぱり見えねぇ。ったく、腹が減るだけだぜ」
不満そうにいつものガムではなく頬をふくらませると、丸井もバッグをひっ掴んで椅子から立ち上がった。
「じゃ、24日の午後1時に正門前に集合。そこから跡部ん家まで一緒に行くからね」
部室のドア口で、それぞれ帰り支度をする仲間に振り向いて幸村が確認の声をかけた。