俺様からの贈り物*
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『あ、幸村さん。はい元気ですよ。いえ、全然。そんなことないです』
不意にかかって来た幸村からの電話に、七星は少なからず驚いた。いつもなら、まずメールで電話をしてもいいか、と聞いて来たからだ。
『はい? イブの予定ですか? それでしたら跡部さんがパーティに招待してくれたので…え? 青学テニス部の人達ですか? はい、一緒に行きます』
「そう、わかったよ。ありがとう七星ちゃん。ああ、もちろん立海大も参加するから、君と逢えるのが楽しみだよ」
もっと七星と話したかったが、それだけを確認すると幸村は潔(いさぎよ)く電話を切った。
(やっぱりか…。うっかりするところだったな)
「…表情が変わった。これは計画変更だな」
部室に戻った幸村を見て、柳がそっとつぶやいた。
「なら…イブは空けておくとするかの」
「さて、再アンケートだ。24日に跡部主催のクリスマスパーティに参加する者は挙手をしてくれないか?」
一斉に手が上がった。先ほどまでの行く気のなさはどこ吹く風だ。
「えっ?」
「マジっすか?」
驚いたのは丸井と切原だ。みんなの心境の変化がまるでわからない。