俺様からの贈り物*
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「そうなんすよ」
切原が封筒を渡した幸村に言った。
「今ごろ跡部が俺達に何の用だろう…」
しばらく幸村は手にした封筒をじっと見つめていたが、おもむろに封を開け始めた。
「これは…」
ペーパーナイフで切り開けた白い封筒から出て来たものは、招待状と記された見開きのカードだった。
「クリスマスパーティ…ですか?」
七星は全部に目を通してから顔を上げ、もう一度跡部を見た。
「ああ、そうだ。だが、別にお前だけじゃねぇぜ?立海と青学、それにもちろん氷帝の元レギュラーメンバーは全員呼んである」
「全員を? 」
凄い…とその時七星は思ったが、3校のレギュラーを集めても30人足らずだ。この広い跡部邸ならひと部屋で済んでしまう。
「でも、普通なら自分の学校のメンバーだけでやりますよね? なぜ青学や立海まで呼ぶんですか? 」
七星は単純な疑問を跡部に向けた。
「慰労会みたいなもんだ。俺達氷帝、立海、青学は…共に全国で戦った。あの大会は中等部における金字塔だぜ。この先進学してもあの連中とは戦い続けるが…ま、ひとつの区切りだな」
いかにも、な理屈を述べる跡部。真意など口にする気はない。