俺様からの贈り物*
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「え…あれ…? 」
お迎えのリムジンが着いた先は、氷帝学園の正門横。
てっきりそのまま跡部家に行くものだとばかり思っていた七星には意外だった。
(跡部さんのお迎え前にあたしを拾いに来たわけね…)
運転手が特に何も言わなかったので、七星も聞かずにそう考えた。
10分ほど経った頃、門から人影がチラリと見えたとたん運転手はサッとドアを開けて外へ出た。
「よう、しばらく。待ったか?」
運転手の手によってうやうやしく開けられた後部ドアから身体を中へ入れ、ゆったりとシートに身を委(ゆだ)ねると跡部は七星に聞いた。
「あ…はい、お久し振りです…」
とは言ったものの、ハロウィン、学園祭、と続けて会っているしそれほど久し振りな感じはしないかな、と内心思った。
「あの、それで今日の用事は何でしょうか? 」
『お迎えに参りました』
とだけしか言われてはいない。学園祭ももう終わっているのだから、七星の実行委員としての仕事も終了している。
「家に着けばわかる」
跡部もそれしか言わない。
(まさか、このまま冬休み中跡部さん家から帰れない…何てことないよね…)