俺様からの贈り物*
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誰か人でもいるのかと思ったら、目に入ったのは一台の高級リムジン。いかにもVIPな方のお迎え…て感じで正門横に目立たないように乗りつけてある。…目立ってるけど。
「いいなぁ…こんな凄い外車にお迎えに来て貰えるなんて…」
春菜が半分うっとりとしたような表情で、そのリムジンに見とれながらため息をついた。
「え…でも迎えに来た保護者とは限らないんじゃ…」
あたしもチラチラと横目で見ながら、
(…でも、何だか見覚えあるのよね…このリムジン…。まさかとは思うんだけど…こんなことならちゃんとナンバー覚えとくんだった…)
そう思った時、運転席のドアが静かに開いて、運転手さんも静かに降りて来た。
「高寺七星様、跡部家よりお迎えに上がりました。どうぞお乗り下さいませ。景吾様がお待ち兼ねでございます」
その運転手さんは、あたしみたいな子供に丁寧に頭を下げると、後部ドアを開けてくれた。
「…え…」
(やっぱりこの車、跡部さん家のリムジン! )
「うっ…わ…、七星のお迎えなの? ひゃー、跡部家って…氷帝の跡部さん? 凄ーいっ! 」
あたし以上に興奮して、春菜が目を丸くする。