月光小夜曲*
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目が覚めて驚いた。
まばゆい光が差し込む大きな窓。その窓にかかるたっぷりとしたカーテン。
あたしが目を開けて最初に見た光景がそれだった。
6畳の自分の部屋のカーテンとは全然違う…。
「お目覚めですか?」
聞いたことのない挨拶。そして人影。
「おはようございます、お嬢様。よくお休みになられましたか?」
メイドさんらしき人が、バスタオルや何かを持って、テキパキと支度をしている。
(お嬢…?)
あわててはね起きると、あたしはふかふかのベッドにいた。いつもの自分のベッドに比べると3倍はありそうな大きなベッド…。
(どこ……?)
あたしは混乱してキョロキョロと辺りを見回す。
「お嬢様、よろしければお召し物をお預かりしますので、こちらにお着替え願えますか?失礼ながら、当家でご用意させて頂きました」
「え…?」
あたしは自分の服を見た。昨夜のままだ…あたしはどうやら服のまま眠っていたらしい…てことは…。
「もしかして跡部さん家に泊まったんですか!?あたし…」
焦って、メイドさんに聞いた。
「左様でございます。あ、ご自宅へは当家から連絡を差し上げておりますから、ご安心下さい」
メイドさんはにっこり微笑むと、シャワーの支度をしてくれた。